第二回ケアマネさん向け勉強会内容
司会の東医院 東理学療法士
平成30年4月17日坂本公民館で行われた勉強会の事例、講義3題を紹介いたします。
「訪問リハビリで特に個別的に介入した症例」
二事例発表されました。
ケース1はADL、移動に中等度介助、見守りが必要で生活が自力でうまく組み立てられない方でした。また、入院を繰り返し生活能力も伴って低下する困難なケースでした。ケースの性格上、訪問リハビリよりも通所サービスが合っていると判断され終了となられました。
ケース2は介護度5、寝たきりの方です。寝たきりという限定された身体状態、環境の中、作業療法にてベッド上で料理や編み物などが生活に定着。新たなご利用者の一面が多サービス担当者やご家族にも良い影響を与え、QOLが向上した事例でした。
「鍼灸治療について」
鍼灸の効果、道具、適用疾患、東洋医学の考え方など具体的に話していただきました。
また、訪問リハビリとの組み合わせで効果が拡大した事例を発表されました。
発表後の質疑応答、ディスカッションも盛り上がりケアマネさんの興味の高さが伺えました。
「3年間の関わり」〜老健施設サービスを活用し在宅生活を過ごされた事例〜
BOHケアサービスセンター 轟紘子理学療法士
ケースは90代、介護度4の方でした。
訪問リハビリはじめ、老健のST、管理栄養士、通所リハビリスタッフがそれぞれの特徴を生かしながらアプローチされ栄養状態やADLが改善した事例でした。
また、介護保険外の自助具など製作する事業所と連携し車椅子座位姿勢の改善に取り組まれていました。
今回は以上の3題でした。
発表していただきまして本当にありがとうございました。
作業療法士 寺井